【パリ子】食事は、大切なコミュニケーションの場

 

みなさん、こんにちは。

グルテンフリーと騒ぐわりに、クロワッサンが大好きな、仲人セーヌ川パリ子です。

近所に美味しいクロワッサンを売るパン屋がオープンしたので、週に1回クロワッサンを買って食べていました。

あら不思議、みるみる太るではないですか。

週に1回しか食べていないのに…!

そんなわけで、今回のテーマは「食事」です。

 

目次

  1. 食事を共にすること

  2. 食事デート

  3. 食の価値観

  4. まとめ

 

1.食事を共にすること

 

一緒に食卓を囲んで、食事を共にすることを「共食」と言います。

パリ子と、夫である仲人Sは、共食の時間をとても大切にしています。

夕食はほぼ毎日、よほどのことがない限りは、一緒に食べます。

簡単(本当に本当に、簡単なもの)ではありますが、食事は手作りして、2人そろって食べます。

この時に、その日にあった出来事や、最近読んだ本の話など、たくさんコミュニケーションをとるようにしています。

以前は、このように、共食が習慣化してはいませんでした。

お互いに仕事で忙しく、付き合いで外食することもあり、食事はそれぞれ別々に済ませることが多かったのです。

家で過ごす時間が短いと、会話がないわけではありませんが、相手の心境や体調の変化には気付きにくくなります。

ここ数年で、夫が体調を崩すことが何度があり、パリ子は食事の大切さについて、改めて考えました。

今現在、私たち夫婦にとって共食とは、コミュニケーションの場の他に、外食続きで栄養が偏らないよう、体を整える場としても、大きな役割を果たしています。

「こ食」が問題になって久しいですが、孤食(ひとりきりでの食事)、個食(それぞれ好きなものを食べる)、固食(決まったものしか食べない)、戸食(外食ばかり)、虚食(食事を抜く)など、こ食が人に与える影響というのは、実はとても大きいのではないかと感じています。

結婚してよかった、と感じることのひとつは、共食によって、心と体の両方をケアできるようになったことです。

ひとりきりでは「共食」は成立せず、コミュニケーション不足や、栄養の偏った食生活になってしまうおそれがあります。

今婚活中のみなさんに、今後の人生で「一緒に食事を共にできる人」が見つかることを、パリ子は願っています。

 

2.食事デート

 

以前、友人から聞いた話です。

友人は、何度かデートを重ねている男性と、居酒屋で、お店の名物料理をひと皿頼みました。

その料理が、とても美味しかったそうです。

そして気づいた時には、彼がほとんどひとりで食べ切ってしまったのだとか…

「だから彼女できないんだよ」と、友人は毒づいていました。

2人で食べるつもりで頼んだ一皿の料理を、自分ひとりで食べ切ってしまうという彼の配慮のなさに、友人は幻滅していました。

その後、2人は付き合いましたが、数ヶ月で破局してしまいました。

外食中に垣間見える人間性と言うと大袈裟かもしれませんが、相手の「人となり」を知る上で、食事の場ほどよい機会はないのではないでしょうか。

食の好み、食べる量、箸の持ち方や食べ方、相手への配慮など、食事を共にすることで、人のさまざまな面を知ることができます。

そして、自分自身も、相手から見られています。

お茶をするだけでは時間が短く、映画鑑賞は映画を見てる間、話したくても話せません。

出会ってすぐにドライブデートというのもあまり聞きませんし、やはり、食事デートが相手を知る1番の近道と言えそうです。

良くも悪くも、自分という人間を知ってもらう、よい機会になりますね。

 

3.食の価値観

 

食に対する価値観は、国籍や育った環境、宗教、好き嫌いなど、人それぞれ違いますよね。

ですから、相手と自分の価値観が異なっていることは、当たり前のことです。

ただ、頻繁に食事を共にする相手との価値観が大いにずれていると、2人の関係に影響を及ぼすこともあります。

 

ある友人は、過去に7年ほどお付き合いした彼氏と、別れた経験があります。

別れた後、こんな話をしていました。

友人とその彼とは、食の好みが合わなかったそうです。

彼が選ぶお店は、大抵の場合、友人が自分では選ばないような、変わったお店が多かったのだとか。

頼むメニューも、自分なら絶対に選ばない「豚足」を頼んだり、と話していました。

彼氏のように頻繁に会う相手と食の好みが合わないことは、小さな不満のひとつになりそうです。

友人は現在、別の男性と結婚して幸せに暮らしています。

旦那さんは、豚足を食べるタイプではないようです。

 

パリ子は今、お酒をほとんど飲みません。

以前はお酒が好きで、週に3、4日は飲み、主食の代わりがお酒でした。

その時は正直、お酒を飲まない人との外食は、つまらないと感じていました。

たとえ食の好みが合っていても、お酒を飲む人と飲まない人とでは、食べるペースが違うからです。

お酒を飲まない分食事に集中するのか、飲む人に比べて飲まない人は、食べるペースが早いと感じます。

コース料理では、こちらがお酒を楽しみながらゆっくり食べていたりすると、飲まない人は早く食べ終わってしまい、次の料理を待っていることも。

お店の人は、なるべく同じタイミングで料理を運んでくれようとしますから、お酒を飲む人が急いで食べたり、飲まない人がゆっくり食べるよう意識したりと、お互いに気をつかってしまいます。

会話がはずんで楽しい時間を過ごしていれば、あまり気にならないかもしれません。

パリ子はお酒を飲まなくなってから、自分の食べるペースが、以前より早いことを実感しました。

以前とは逆に、相手に対し「早く食べ終わってくれないかな」などと、手持ち無沙汰に感じることもあります。

なんとも皮肉な話だと思いますが、お酒をやめなければ、わからなかった感覚です。

 

食の好みが、相手との関係を左右するとは言い切れません。

でも、まったく関係ないとも言えないと思います。

食の好みが合わないから食事は別々にとろうなんて、お互いの距離を広げるだけで、さみしいものです。

かといって、無理に豚足を食べる必要もありません。

相手の置かれている立場を想像するのは、なかなか難しいものです。

価値観を言葉で伝えて共有するなどして、楽しく食事を共にできる環境を、模索したいですね。

 

4.まとめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、インド料理屋で「世界三大炊き込みごはんビリヤニ!おいしいよ!」というような内容のポップが店内に貼ってありました。

世界三大炊き込みご飯ってなに??と思い調べたところ、残りの2つは松茸ごはんとパエリアでした。

世界中で、松茸ご飯を知っている人は相当少ないように思うのですが、その松茸ごはんが3つのうちのひとつとは、大したものだ日本!すごいぞ日本!

この、実にくだらなくて好感の持てる「世界三大炊き込みごはん」を考えたのは、日本人か日本在住のインド人ではないでしょうか…

スペイン人は、パエリアが選ばれたことすら知らないと思います。

 

話がずいぶんそれてしまいましたが、今回は「食事」をテーマに、食事を介して起こるちょっとした問題や、人との関わりについてお話しました。

パリ子は最近、誰かと外食する機会が減り、少しさみしく感じています。

お酒を飲むことをやめてしまってから、格段に外食の機会が減りました。

以前は、お酒を飲むために外食していたのかもしれませんね。

 

美味しい食べものは、ひとりで食べても誰かと食べても、味自体の美味しさは変わりません。

ですが、好きな人や家族と食べるほうが、美味しくて、より楽しい、とパリ子は感じます。

ぜひ、気になるお相手と楽しい食事デートを、お互いを知り合える共食の機会を得てほしいと思います。

それではまた次回。